早慶フィフティ-ンに盛大な拍手!大熱戦もドロ!--。

次々と詰め掛ける人びとで、駅から秩父宮ラグビ-場へ着くまでに、随分と時間が掛かった。
画像
(早慶全勝対決を見ようと次々と押しかける人の波)
 立ち見も沢山でて、ざわつく超満員の秩父宮で、早慶ラガ-マンの優勝を懸けた大熱闘が繰り広げられた。

 慶応はこの一戦に向けて、特別合宿を組んだとの報道があったが、どのような戦略なのか、始まるのが楽しみだった。 
 快晴、無風の絶好の天候に恵まれワセダのキック・オフでスタ-トした。

 開始早々、慶応は優位と予想されていたFWではなく、いきなりBKを右に走らせて、広く展開し観客がどよめいた。 

 5分、慶応のノット・ロ-ルアウエイでワセダPK。             3-0
 6分、慶応、右隅から左へ展開、ラインにいた1番が2人飛ばして11へ、快速をとばして見事に左隅にトライ。 3-5
 12分、ワセダ、ラインオフサイドで慶応PK.. 3-8
15分、慶応オフサイドでワセダPK   6-8

 18分、慶応、ワセダBKのタックル・ミスが続いた所で前進、ラックを又も大きく左に展開、13-6-11とライン際を見事に繋いでトライ!   ワセダの外側が狙われている。     6-13

 24分、ワセダBKリ-ダ-田辺選手、不運にも負傷退場(大事無ければいいが)。  中鶴選手11の位置へ、11仲濱選手FBへ。

 35分、ワセダのハイパンを慶応がノック・オンした所を攻め、タテ突進の後、素早く9‐10‐7とパスして左隅にトライ。  7山下が左ライン際で参加した所へ10村田の飛ばしパスが綺麗に決まった。   13-13   前半終了。

 慶応は流石に低く突き刺さるタックルと、接点への非常に鋭く、早い2人目、3人目のサポ-トでワセダの球出しを防ぎ、ワセダ看板のBKの動きを封じた。
 
 慶応は多分FWに自信が有ったのだろう、比較的少人数で接点に絡み、DFラインに人をかけてワセダBKの動きに対処した。

 一方ワセダは予想と違う慶応の動きに戸惑いがあったのか、いまひとつキレが無かった。
 画像  (写真はワセダのモ-ルを小人数で見事に防ぐ慶応)

 後半にはいって
 10分、慶応ライン攻撃で9が判断よくワセダBK裏へキック、11が拾い突進、そこヘ忠実フオロ-していたプロップ
1川村選手へ渡り、見事なトライ。   13-20

 このあと、ワセダはタテへ、タテへと突破を繰り返すが、慶応の「魂のタックル」と接点へのワセダより早いサポ-トでブレイクを許さない。 ボ-ルに対し、矢のように鋭く絡んだ。
 特に慶応4,6,7,12,13はタックルして、またすぐ立ってタックルしてと、ワセダの言うReflectionそのものの動きだった。

 ワセダは看板のBKが殆ど機能しない程動きを止められた。。
 
 気持ちの入りすぎか、慶応はPKが多くなり、再三再四ピンチを招いたが、それでも必死に耐えた。
 特に、PK後のセット・プレイで、ここぞというワセダのチャンスをものの見事に防いだのは立派だった。

 攻守に際立った13竹本選手、2トライのみならずワセダ山中選手のトライ・グラウンディングをインゴ-ルで防いだ11三木選手は天晴れ!
 
 ワセダは後半殆ど慶応陣に攻め込みながら、モ-ルでも、BK攻撃でも決定力不足でスコアできづ、チャンスを活かせない。

 ワセダは、セオリ-から言えば、ある時間帯までは常にワンプレイで逆転可能な点差にしておくべき、PKを狙うべき所でも、執拗にトライに拘ってタッチからのプレイを選んだ。  FWの意気と闘志は立派だが、少し過信気味?
 
 38分、10村田選手と交代して入った21山中選手が、ラックからのSH20桜井選手の見事な素早いパスを得て、ようやく慶応DFのギャップを突いて同点のトライを挙げた。    20-20でノ-サイド。    しかし、トライ数は2‐3で慶応が上まわつた。
 

 春も引き分け、前半もイ-ブン、最後も同点。  要は、双方タラ、レバを含めて、実力はほぼ互角か、トライ数の分だけ慶応がやや上という事だろう。

 慶応のプレッシャ-に煽られ、残念ながらワセダのプレイは今一さえない場面も多かった。
しかしその中でも12村田選手と慶応12増田,13竹本選手とのス-パ-プレイの応酬、山中選手の進境著しい攻撃力、FWの献身的なDFなどなど見応えがあった。
 ワセダには今後の厳しいプレッシャ-の克服を期待。

 それにしても、両軍選手の、死力を尽くしての戦いは実に素晴らしかった! 

 ノ-サイド後、帰らぬ観客の暫く鳴り止まない大きなスタンディング・オベ-ションの拍手がそれを物語っていた。
画像  (同点のノ-・サイドを示すスコア・ボ‐ドと超満員の観衆)

  気になることが一つ。
 最近、対抗戦を単なる通過点と考えて、重視しない風潮が少しだが有る様に思うが、歴史ある、1年にタッタ一度の対戦だ。

 大切にして、勝利への拘りも重視してほしい。 4年生にとって、一生に一回の対抗戦・早慶戦かもしれない。
 人生の貴重な1ペ-ジとなる。 勝敗の結果は歴史として残る。                              
  リ-ダ-はタラ、レバで後悔しない様に、分岐点での冷静な判断力を期待したい。 接戦の勝ち方に、最近、何とかなるという甘えがあるような気がするのは思い過ごしだろうか?  ト-ナメントでは命取りとなることも有る。

 7‐8年前、ワセダとの試合は「大学選手権への単なる通過点」と豪語していたチ-ムがあったが、その驕りがいっの間にか選手の間に慢心を生み、対抗戦を軽んじ、凋落をたどってしまっている例もある。 

 どんな場合でも、勝利への過程で、鍛錬し、判断力を養い、精神力を磨いて常勝(成功)という目標を目指し、達成していく事で人が育つのでは、と思うし、これからの人生にもプラスになると思う。 
 

 画像  (互いの健闘を讃えあう両チ-ム)


   両チ-ムの怪我をした選手たちの早い回復を心から祈っている。

   大学選手権での再戦をたのしみに、今度は是非満員の国立競技場で観戦したいものだ。
   
 

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