クスコ・マチュピチュ周辺の「聖なる谷」の遺跡群

span style=font-size:larger>クスコ・マチュピチュ周辺の「聖なる谷」の遺跡群  11-7-9(土)
標高2500~3000mの高地でありながら、豊かな土壌と風土に恵まれ、インカの都・クスコの食と、繁栄を支えた「聖なる谷」。
実際、日本で言えば、夏の北海道のような、広々として景観にも恵まれた地方だ。  別荘でも建てて暮らしてみたいほどだ。
インカはここに幾つかの名だたる遺跡を残した。

ジョ-さんの行動力は凄い! スペイン語の会話辞書片手に アルマス広場のタクシ-のたまり場で、一日120$で英語が話せて「聖なる谷の遺跡群」を周ってくれるタクシ-は無いか?と問いかけた。  相場からいえば半値ちかい--。   
探してくれないか?とその中の兄貴分に話したら、ジョ-さんの熱心さと人柄に惹かれて、2-3携帯電話してくれた。
なんと、知り合いの一人が昼食こちら負担でOKと。    10分後、タクシ-到着して、スタ-トした。
運転手は人柄も良く、何事にも積極的なジョ-さんと共に楽しい一日となった。

最初の遺跡はクスコから30kmほどのピサック。 遺跡は村を見下ろす3000mの山の上にある。
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 けっこう規模も大きく、中腹から山頂近くまで、急斜面の僅かな平地をうまく使い、見張り台、墓、太陽の神殿などもあり、驚く。  此処からはクスコ方面から来る者は総て目に入る。 写真の様に素晴らしい景観だ! 傍にあるトウモロコシの段々畑も大きく見事だ!
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段々畑は、高度によって、作る作物は変えるそうだ。 低地は穀物、トウモロコシ、-高地はジャガイモ、コカなどと--。
同時に、ここは堅固な要塞だ。  兵糧攻めでなければ、とても落とせそうにない。
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遺跡の近辺には、この様に一日手作りの物を売って生計を立てている人々も多い。  黙々と作業をしているのを見ると,やはり買いたくなる。  色のセンスはかなり良い。

ウルバンバ地区は山に囲まれた気候温暖で暮らしやすそうな土地だ。  クスコ市民の保養地でもあるとか。
果物が豊かな土地の様で、スイカ、桃、マンゴ-、パッションフル-ツ、アボガド他、名も知らぬ物まで山盛りで安く売られている。  スポ-ツ施設も珍しく多く、外国人相手の雰囲気の良いレストランもあり、ここでランチした。

オリヤンタイ・タンポは、マチュピチュへの行き帰りに、必ず通る要塞の町だ。
オリヤンはインカの優れた軍人名、タンポは宿場の意。 入り口で見た瞬間から、これは凄い要塞だ!と感じる。
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追撃してきたスペイン軍を此処で破った戦勝の地だったが、インカはここを捨てて、ビルカ・バンバヘ逃れた。
何故捨てたか、理由は不明の様だが、要塞に昇って見た限り、短期決戦には向くが、長期戦には向かない要塞だからだろう。
下から見上げるこの要塞は真上にある様で凄い! 上から石を落とされたら、先ず昇れない。  両手を使いながら、石段を登るのも怖いほど急だ。  皆、途中で一休みして昇る。  頂上2850mにはインカらしい見事な角数の多い石組みの壁、更に最上の地には、6枚の巨大な磨かれた石壁が立っている!
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  しかも、その石壁の間には、なぜか、楔が鋭く打ち込まれている!
何処から、どの様にしてこの巨大な石を運んだのか?  まさに不思議だ---。  段々畑から上げたと言う説が多い。
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下に見えるオリヤン村の向こうの山の中腹に、なんとコルカ(倉庫)がある!  何故あんな崖の中腹の所に?
途中、人家の壁に、KEIKO、KEIKOと赤い字で書いてあるのを何回も見かけた。 最初はナンだろうと思っていたが、続いてPREGIDENTEと書いてあるのがあって、大統領選の看板と判った。  ケイコ氏は48%の得票率、サポ-タ-も多い様だ。

 11-7-10(日) クスコの近くにタンポ・マチャイ=聖なる泉と呼ばれているインカの沐浴場がある。 シャワ-室の様な形だ。
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時季に関らず、常に水が湧き出ている様で、水の出所は不明の様だが、高い山が近隣に沢山あるので、サイホン原理だろう。
近くにプカ・プカラ(赤い)と言う赤い色の残った石のある要塞の遺跡もある。
 更にクスコ寄りにケンコ-(ジグザグの意)遺跡がある。 
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<インカの際霊場の跡地らしいが、どの様にも考えられる不思議な岩石の加工跡だ---。 平らな生贄を置いたらしい石、割られた神秘的な空間。  刑場だ、宗教センタ-だ、古代遊園地だ、と諸説あるらしい。  私は沖縄にある斎場に似ていると思ったが--。

  クスコを見下ろす丘の上に在ってクスコの堅固な大要塞であったサクサイワマン。 単一の建造物としては世界最大らしい。 9代皇帝パチャクティ時代の物と。
何百と言う巨石の、横に長い大きな壁が、ジグザグになりながら、丘の斜面に向かって3層に積み上げられている。
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 下から2層目へ行くには一人しか通れない狭い門が二つしかない--。
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これだけの物を造るには、説明書には一日に3万人を動員しても、80年かかるとか---。  近くで見ると、高さ5m、中には重さ250トンの石もあると--何処から運び、どうやって組んだのか?--角石の組み立てはいかにもインカ風--隙が無い。
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頂上には円筒の神殿が在ったらしいが、スペイン軍に破壊され、今は土台だけが残っている。
毎年此処で夏至の日に、南米三大祭の一つ、太陽の祭典=インティ・ミイラが盛大に行われる。  この要塞に遠慮するかのように、丘の離れた一部に、リオ・デ・ジャネイロと同じ様な、両手を広げた白い大きいキリスト像が建っている。

夕景に映える、レンガ色のクスコの絵になる町並み--。
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 真ん中がアルマス広場、周りにカテドラル等が-。 遠くの山に,VIVA EL PERUと山肌を削った文字。  地肌に何かを書くのはインカの血のなせる業か?  アスカじゃないが所々でよく見かける--。
 クスコ周辺の遺跡と、「聖なる谷」の遺跡を周ってみて、改めて、クスコと「聖なる谷」地帯の豊饒さと素晴らしさを守る為に、インカが必死になった姿を見る思いだった。

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この記事へのコメント

ジョー
2011年08月13日 12:55
楽しく読ませてもらいました。
クスコでの楽しい数日間が蘇ってきますね。

読んでると、また放浪の血が騒いで、どこかにブラリと行きたくなる。

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