2010満員の早明戦、国立競技場沸く!
2010満員の早明戦、国立競技場沸く!
試合開始前の両校校歌斉唱が観客も巻き込んで始まった時、久々にグッと胸に来るものを感じた。
優勝を賭け満員の観衆を集めた早明戦、選手達の緊張の中にも強い闘魂を秘めた表情がなんとも男らしい。
あの早明戦が再び国立に帰ってきた! 共に全力を尽くした激しい攻防の応酬で、ノ-・サイドの瞬間まで そんな感慨が何度も沸いてきた。
前半の前半、明治伝統のFW攻撃でワセダは防戦一方、10分近く自陣ゴ-ル前に釘付けにされた。
(写真は明治のFW攻撃を懸命に防ぐワセダ)
明治はワセダゴ-ル前の易しいPKのチャンスを得ても、一気にワセダFWを粉砕し、主導権を握ろうと強力にスクラムを押し、はたまた、モ-ルを組んで再三ワセダゴ-ルラインに迫った。
一度はゴ-ル5m前のワセダボ-ルのスクラムを強力に押され、こぼれダマを拾われあわや!と言う場面。
次はモ-ルからサイドを突破され、ラインを割られながらもグラウンディングを阻んだ場面。
しかし、全員が良くタックルして鉄壁の防御をした。
ここを凌いだ事が此の試合の大きなキ-ポイントになったようだ。
試合経過は
前半24分、ワセダ最初のトライは右展開に逆サイドから11・仲濱が参加、、4人のタックルを巧みにかわし、ライン際を2-30m突破、フオロ-した13・村田-12・坂井と渡り決めた。
32分、再び11・仲濱の強いカウンタ-・アタックから8・有田のタテへの突進、そこから右展開、初先発9・西橋の判断良い飛ばしパスで一気に12・坂井が突破して走りきってトライした。 W14-0M 。
前半、PKを共に1本づつ決め、 W17-3M。
後半10分、明治ワセダ陣に攻め込みライン・アウトから再三モ-ル、サイド攻撃を繰り返し、難しいと見るや、一転見事に左ライン展開し15・FBが突破してトライ。 W17-10M。
17分、今度はワセダが8・有田がタテに鋭く突進、2・伊藤が受けてDF4-5人引き付けて再度深く切り込み、ラック、素早く右に大きく展開し、10-15-14・中鶴と通りトライ。 (写真はワセダの3トライ目) W24-10M
35分ワセダ、明治陣左ライン・アウトからモ-ル攻撃、ついで7・山下がでたボ-ルをDF3人の下を潜りゴ-ル・ライン上にトライ。 W31-10M。
40分、明治全員攻撃で何回も繋ぎ、ついに10・田村から右側へ8・杉本キャプテンが意地のトライを決めた。
ワセダ、メイジ共にキャプテン、バイス・キャプテンが正に率先垂範して、非常に素晴らしいフアイトを表しゲ-ムを引き締めた。 W31-17Mでノ-・サイド。
優勝は早・慶・明共に6勝1敗となり、トライ数は早5・明5・慶4で連盟規定により得失点差により早稲田。
2位慶應、3位明治となった。
此の試合、明治強力FWの圧力に対等に戦ったワセダFWの健闘が勝因の第一だろう。
特に若い第一列の逞しくなったスクラム、近場のDF力、時に見せる突進力、攻守両面での成長が大きい。
2・伊藤選手のフオロ-は特に素晴らしかった。
第二列もライン・アウトで研究した成果を出したようだ。 5・中田選手はもとより、4・岩井選手のライン・アウトも見事な進歩だ。
ワセダにとってセット・プレイの安定してきた事が強みとなってきた。
NO8としての有田主将もようやく本来の力を発揮してきた。
両フランカ-のDFは此の試合も献身的で明治の猛攻を防いだ。 キツイ仕事、厳しい場面を笑顔でこなす7・山下選手は見ていても楽しくさせてくれる。
(写真は山下選手の突進。惜しくもスロ-・フオ-ワ-ドでトライならず。しかし此の後すぐモ-ルからトライ)
慶應の凄まじい魂の篭もったDFを良い教訓として、ワセダ伝統の鉄壁のDFを鮮やかに再生した。
「教訓を得られる良きライバルを持つ事はやはり幸せな事だ」
全体としてのゲ-ム・メイクも慶應戦から修正されていたように思う。
BKも思い切りよく突破を試み、11・仲濱、12・坂井両選手のゲイン力、13村田選手の骨身惜しまぬなDFなど特に圧巻だった。
気になった点は、相手キック・オフでの集中力の欠如だ。 常に、思わぬ所へ蹴ってくる事を頭に入れて対処して欲しい。 慶應も、明治も意図を持ってやって来たのではないだろうか?
明治は久し振りの全勝優勝を目前にして、やはり緊張せざるを得なかったのではないだろうか?
持っている力を十分出し切れなかった様に思う。 ただ随所に見せたFWの力、BKのライン攻撃は流石に此処まで全勝して来ただけの事があると思った。
しかも、いつも大学戦手権になると見事に対抗戦の修正をして優勝してきた伝統が有る。
コ-チ陣も良いし、杉本主将以下チ-ム・ワ-クも良さそうだ。 再び国立に登場するだろう。
慶應もあの恐力FWの帝京を見事に粉砕した。 選手権でも、又魂のラグビ-が見られる! 楽しみだ。
先ずは早明戦勝利おめでとう! 対抗戦優勝も兼ねられた事は二重の喜びだろうと思う。
全国大学戦手権の健闘を心より祈る。
試合開始前の両校校歌斉唱が観客も巻き込んで始まった時、久々にグッと胸に来るものを感じた。
優勝を賭け満員の観衆を集めた早明戦、選手達の緊張の中にも強い闘魂を秘めた表情がなんとも男らしい。
あの早明戦が再び国立に帰ってきた! 共に全力を尽くした激しい攻防の応酬で、ノ-・サイドの瞬間まで そんな感慨が何度も沸いてきた。
前半の前半、明治伝統のFW攻撃でワセダは防戦一方、10分近く自陣ゴ-ル前に釘付けにされた。
(写真は明治のFW攻撃を懸命に防ぐワセダ)
明治はワセダゴ-ル前の易しいPKのチャンスを得ても、一気にワセダFWを粉砕し、主導権を握ろうと強力にスクラムを押し、はたまた、モ-ルを組んで再三ワセダゴ-ルラインに迫った。
一度はゴ-ル5m前のワセダボ-ルのスクラムを強力に押され、こぼれダマを拾われあわや!と言う場面。
次はモ-ルからサイドを突破され、ラインを割られながらもグラウンディングを阻んだ場面。
しかし、全員が良くタックルして鉄壁の防御をした。
ここを凌いだ事が此の試合の大きなキ-ポイントになったようだ。
試合経過は
前半24分、ワセダ最初のトライは右展開に逆サイドから11・仲濱が参加、、4人のタックルを巧みにかわし、ライン際を2-30m突破、フオロ-した13・村田-12・坂井と渡り決めた。
32分、再び11・仲濱の強いカウンタ-・アタックから8・有田のタテへの突進、そこから右展開、初先発9・西橋の判断良い飛ばしパスで一気に12・坂井が突破して走りきってトライした。 W14-0M 。
前半、PKを共に1本づつ決め、 W17-3M。
後半10分、明治ワセダ陣に攻め込みライン・アウトから再三モ-ル、サイド攻撃を繰り返し、難しいと見るや、一転見事に左ライン展開し15・FBが突破してトライ。 W17-10M。
17分、今度はワセダが8・有田がタテに鋭く突進、2・伊藤が受けてDF4-5人引き付けて再度深く切り込み、ラック、素早く右に大きく展開し、10-15-14・中鶴と通りトライ。 (写真はワセダの3トライ目) W24-10M
35分ワセダ、明治陣左ライン・アウトからモ-ル攻撃、ついで7・山下がでたボ-ルをDF3人の下を潜りゴ-ル・ライン上にトライ。 W31-10M。
40分、明治全員攻撃で何回も繋ぎ、ついに10・田村から右側へ8・杉本キャプテンが意地のトライを決めた。
ワセダ、メイジ共にキャプテン、バイス・キャプテンが正に率先垂範して、非常に素晴らしいフアイトを表しゲ-ムを引き締めた。 W31-17Mでノ-・サイド。
優勝は早・慶・明共に6勝1敗となり、トライ数は早5・明5・慶4で連盟規定により得失点差により早稲田。
2位慶應、3位明治となった。
此の試合、明治強力FWの圧力に対等に戦ったワセダFWの健闘が勝因の第一だろう。
特に若い第一列の逞しくなったスクラム、近場のDF力、時に見せる突進力、攻守両面での成長が大きい。
2・伊藤選手のフオロ-は特に素晴らしかった。
第二列もライン・アウトで研究した成果を出したようだ。 5・中田選手はもとより、4・岩井選手のライン・アウトも見事な進歩だ。
ワセダにとってセット・プレイの安定してきた事が強みとなってきた。
NO8としての有田主将もようやく本来の力を発揮してきた。
両フランカ-のDFは此の試合も献身的で明治の猛攻を防いだ。 キツイ仕事、厳しい場面を笑顔でこなす7・山下選手は見ていても楽しくさせてくれる。
(写真は山下選手の突進。惜しくもスロ-・フオ-ワ-ドでトライならず。しかし此の後すぐモ-ルからトライ)
慶應の凄まじい魂の篭もったDFを良い教訓として、ワセダ伝統の鉄壁のDFを鮮やかに再生した。
「教訓を得られる良きライバルを持つ事はやはり幸せな事だ」
全体としてのゲ-ム・メイクも慶應戦から修正されていたように思う。
BKも思い切りよく突破を試み、11・仲濱、12・坂井両選手のゲイン力、13村田選手の骨身惜しまぬなDFなど特に圧巻だった。
気になった点は、相手キック・オフでの集中力の欠如だ。 常に、思わぬ所へ蹴ってくる事を頭に入れて対処して欲しい。 慶應も、明治も意図を持ってやって来たのではないだろうか?
明治は久し振りの全勝優勝を目前にして、やはり緊張せざるを得なかったのではないだろうか?
持っている力を十分出し切れなかった様に思う。 ただ随所に見せたFWの力、BKのライン攻撃は流石に此処まで全勝して来ただけの事があると思った。
しかも、いつも大学戦手権になると見事に対抗戦の修正をして優勝してきた伝統が有る。
コ-チ陣も良いし、杉本主将以下チ-ム・ワ-クも良さそうだ。 再び国立に登場するだろう。
慶應もあの恐力FWの帝京を見事に粉砕した。 選手権でも、又魂のラグビ-が見られる! 楽しみだ。
先ずは早明戦勝利おめでとう! 対抗戦優勝も兼ねられた事は二重の喜びだろうと思う。
全国大学戦手権の健闘を心より祈る。
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