「風太」の事 (3)

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 忠犬物語がいろいろ有るように確かに犬は忠実で、裏切る事がない。

 又、相当な理解力、判断力を持っているようだ。 先ず、暫くして、家族と他の人を完全に見分けられるようになった。 

 家族以外の人が家に近づいてくると低く唸り始める。  足音だけで他者を判別する。

 家族の話と行動のかなりの事を理解する。 

 外出の話と支度を始めると、そわそわしだす。 

 連れて行ってもらえるのではないかとばかり、周りで尻尾を振り出す。

 「待っててね‐」というと悲しそうな声を出し、スゴスゴ部屋の隅へ行って、恨めしそうにうずくまり上目遣いにこちらを見る。

 反面、「お散歩」という言葉はすぐ覚えたし、首輪を持っただけでもう飛び跳ねるように喜ぶ。 

散歩の為雨戸を開けるガタピシという音を聞くと、大喜びする犬を主人公にした「ガタピシ」という漫画があったが正にそのとうり。

 犬にとって食事と散歩は最大の楽しみなのだろう。  仕事に出かける前後の散歩なので、早朝と夜という事になるが、朝は明るくなり始めるとすぐベッドの傍に来て催促し始める。 

 眠くて反対側を向くと、ガリッ、---ガリッとベッドを最初は小さく、やがて強くこする。

 更に寝ていると、声を段々大きくして、起こす。

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平均して40分ほど散歩をするが、

 犬にとっては沢山の仲間と会い、

気に入った彼女に遭遇し(写真左)

 ,時にライバルと激しく吠えあい、

 新しい土地を歩き、

広々とした公園で思いっきり走り、

 40‐50回も縄張りを誇示する証拠を残し‐‐‐

  と楽しくてしょうがない至福の時なのだろう。

 1年半‐人で言うと青年‐になった頃から、40分程度の散歩では満足しなくなり、家の前に帰って来ると、我家と向側の家の塀にへばりつくようにして、「もっと散歩!」 とせがむ様になった。

 「人間のように自由が利かないのだ」と、ツイ可愛そうになって「おまけ」をしたのがまづかった。

 すっかり味をしめられて、以後、散歩から帰ると、反対側にへばりつくようになった。

 へばりつく時は、遠慮深かそううに、下を向いてトロトロ歩くくせに、家の前をとうり過ぎると、トタンに 「おまけ」勝ち取り!」、とばかり、スタスタ歩き出し、2-3軒先からは走って喜ぶ。 

 ところが、他の家族が散歩させる時は「おまけ」はしないので、すんなり家に帰るようだ。

 犬の知恵?、には舌を巻く。
 

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