ワセダラグビ-、90周年を飾る。 豊田組 「荒ぶる!」 

画像2009-1-10 第45回大学選手権決勝。
国立は快晴。 強い北風の中、ワセダ風上でキックオフ。
スタ-トは帝京が強力FWを中心にスクラム、ラインアウトで安定したプレイでかなり優位に始まった。
帝京はラインアウトを確保すると、すぐにSHがハイパンを上げ陣取りに、また密集サイドは6ツイを始め、重量FWがタテに突破を繰り返し、前進すると言うプランでワセダ陣に攻め込む。
6分。 ワセダたまらず密集でハンドの反則。  PKで0-3. 帝京先制。

ワセダもボ-ルを動かしながら、14早田の突破などで波状攻撃を繰り返すが、帝京の見事なDFと、攻め込みながらの反則で陣地を返される。 全体的には帝京優位のまま進む。

27分、ワセダ2有田、チ-ム反則の繰り返しでシンビン。 10分間退場。
やや劣勢のFWが更に7人となり大ピンチと成ったが、この間BK中心にボ-ルを上手く動かし傷を広げない。
31分、PKを得て15田辺が決め、3‐3に。 帝京は1人多い状況を生かせない。

ワセダはその後も落ち着いて時間を使い、有田が戻った38分、帝京陣に深く攻め込んでラックからSHがボ-ルを出す瞬間、帝京6ツイが寝たまま足でボ-ルを蹴り妨害、前の反則と合わせシンビン。 逆に今度は帝京が7人に。

時間が無い此の場面、セオリ-はPK狙いだが、豊田キャプテンは今シ-ズンのスロ-ガンであるハイリスク・ハイリタ‐ンのダイナミック・チャレンジでスクラムからの強攻を選択し賭けに出た。(写真右上は突破を図る豊田主将)

1回目は8‐6のサイド攻撃するも帝京の厚いDFにあい失敗。
2回目は8‐9がスロ‐フオ-ワ‐ドで失敗。
3回目相手ボ-ルスクラムをFWが渾身の力で潰して得たPKで又もスクラム選択。
前半終了のホ‐ンが鳴る中、今度はダイレクトフッキングで8豊田が素早くサイドを突進、帝京7フランカ-が外に被った内側をすり抜けトライ、3度目に見事リタ‐ンをゲットして、結果オ‐ライとなった。 豊田、執念を実らせた。    10-3。 
ワセダは1人多い優位を生かした。 しかも前半終了間際の7点は大きい。

後半、ワセダは風下に。画像
一進、一退を繰り返しながらも、風上を利用した帝京のキックを15田辺が落ち着いて捌き、FWもセットプレイで堂々と渡り合いスクラムではタ-ンオ-バ-までして、接点でも次第に優位になり始めた。 
20分、 ワセダのFW・BK一体となった攻撃に帝京は反則を繰り返し、ついに3平原がハイタックルの反則でシンビンに。
ワセダは、ここはセオリ-通り15田辺がPKを決めて、  13-3.。
帝京は又も7人FWと成った。 
此処を境に帝京は焦りが見え、劣勢が明確となった。(写真は帝京陣に攻め込むワセダBK)

21分、 2有田が突進、6ツイと5ボンドの2人を巻き込んだラックサイドを、8豊田がDF2人引きずりながら突進してトライ。 ここで勝敗を事実上決した。    20-3。

35分、 帝京はFW中心の攻撃からようやくBKへも展開を始め自陣から2分にも及ぶ連続猛攻で左へトライ。
 一矢を報いた。  20-10。

 その後も試合終了まで、決勝戦にふさわしく両軍凄まじい攻防が続いたが、スコアまでは至らずノ-サイドとなった。

ワセダ・豊田組は、「対抗戦2敗後の日本一達成は出来ない」というジンクスを破り、難敵の関東、東海、帝京を連破して、晴れて「荒ぶる」を獲得した。

豊田主将は自ら2トライを上げたばかりか、攻守に遺憾なくそのラガ-としての能力を発揮し、しかもリ-ダ-として今シ-ズン掲げたスロ-ガン通りのダイナミック・チャレンジを、大舞台でものの見事に実行した。 対抗戦2敗後の絶対絶命に近い状況から、公言どうりやると言う事はなかなか出来ないものだが、準決勝、決勝でやるとは立派の一言に尽きる。
併せて、信頼して任命してくれた中竹監督の期待に正に答えた。 男として本望だろう。
中竹監督としてもこれ程嬉しい事はないと思う。  信じた者と信じられた者、その両者ががっちり抱き合ったのも判る。 生涯を通しての絆と成るだろう。
元主将の佐々木先輩がくれた言葉もいいなあ‐‐。 「俺は他力本願だった」 との言葉はキャプテンとしての力みを抜いてくれたようだ。 以後のノビノビとしたプレイ振りを見てもグッド・アドバイスだった様だ。

試合後のインタビュ-で「やばいっす!」と言う言葉を何回か言ったが、学生席が沸き、前後の言葉から類推すると、「本当にうれしい!」という強い意味の?最近の逆説的な?若者言葉なのだろうか?? NHK始め各放送局の全国の何百万と言う視聴者に判る言葉で話してくれればなお良かったと思うが‐‐。

特筆すべきは、全選手の頑張りはもとよりだが、4年生達の直向な仕事ぶりだった。
滝沢、塚原、山下、小峰、橋本、長尾選手達の、試合後の顔をくしゃくしゃにしての涙と笑顔は、大きな仕事をやり遂げた満足感と、過ぎし4年間の鍛錬の日々を思わせてくれた。 試合中、目が爛々と輝き、タックルに、セ‐ビングにまさに80分間身体を張っていた。 本当におめでとう!。  
2,3年生達の活躍も、來シ-ズンの楽しみを早くも膨らませてくれた。
帰り、仲間と新宿で祝杯を挙げていたら、多くのフアンがあちこちでもラグビ-で盛り上がっていた。 

帝京も凄いチ-ムに成って来た。 決勝のメンバ-から9人も残るようだし、岩出監督もかって日体大の強力チ-ムを作り上げた綿井監督を髣髴させる所がある。 ラスト10分くらいのFW・BK一体の攻撃は実に見事なものだった。 ペナルティが無ければもっと拮抗していただろう。
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 (写真は荒ぶるのサ-クル バックスタンドから)

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